ICカードとは情報の記録や集積をするために内部にICとよばれる集積回路を含んだカードのことを指します。
従来の磁気カードに記録できる情報量と比較するとその量は数十倍から数千倍と非常に多くの情報を管理することができます。
大きな利点としてはその情報キャパシティーの高さから様々な分野で必要な情報を入力して管理することができる点です。つまりは汎用性の高さが挙げられます。次に偽造防止の効果が考えられます。ICをカードに内蔵する技術は高度なもので、これにより偽造や変造を未然に防ぐことができるようになります。そうした面からすると、ここに個人情報を入れておくことでIDとしての機能も果たすことができるようになります。特に現在では偽変造の防止能力とID能力の二面性から様々なものに内蔵されるようになりました。
例えば交通定期券は近年ICカードのものが多く発行されていますが、これにより従来のように定期券ケースや財布からカードを抜き出し改札機に挿入する手間が省け、改札の読み取り機にかざすだけでで入退場をすることができるようになりました。利点はそれだけではなく、カード内にお金をチャージしてプリペイドカードのように使うことを可能にしたおかげで、定期券内外をまたぐ通行をする際もいつも通りに読み取り機にかざすのみで精算することが可能になります。またそのプリペイド機能の利用可能店舗を拡充することで、チャージしたカードで商品を購入したり自動販売機を利用したるすることができるようになりました。
その他にも、近年一般的になってきたのが自動車免許証にICが埋め込まれていることでしょう。その所有者の氏名などの詳細な個人情報を組み込むことで免許証の本人確認能力を保持しつつ、本籍情報は目視で閲覧できないよう個人情報の保護能力が高まりました。
そのほかにも各種銀行のカードにはICが組み込まれており、引き出しや振り込み手続きの際の偽造カード利用の防止に大きく貢献してします。
情報社会と言われる現在、何をするにしても自分の情報は自分で管理し自分で守らなくてはならないようになりました。そうした現代においてICカードというのはそうした需要を強力に満たす大きな存在であるといえます。
しかし注意しなければいけないのは、こうした能力の高さから、ICの組み込まれたカードの社会的な地位が現在非常に高く、言い換えれば紛失などにより他人が保有し利用することも社会的に権威づけられてしまうことにつながります。そのため現在では指紋認証などその他の本人確認ツールと併用した利用が模索されています。

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